練習しなさい、勉強しなさい、という代わりに、観察を

東大に入る子どもは、親から「勉強しなさい」と言われたことがない、という話を以前の記事でも引用させていただきました。 今朝もまた、セミプロのバイオリニストで慶応医学部に揃って通う姉妹のお母様の教育方針が紹介されていましたので、引用します。 「…

若新とマルクス・ガブリエルの間に

「ウィズ・アフターコロナの新・思考様式は、ゆるくてあいまい」という記事が目に飛び込んできて、思わずひきこまれました。 確かだろうと思うものが揺れる瞬間が面白い コロナによって新しい試行錯誤が世界中で起きている 絶対だと思っていたものを疑って、…

リモートワーク社会に向けた、壮大な社会実験が始まる

東京でも、緊急事態宣言が解除されました。 リモートワークを今後、どれだけ続けていくのか。世間では目下大事な論点になっていますね。 リモートワークの良さを実感してしまった層は、Beforeコロナには戻れない感覚がある。一方で、リモートワークで集中で…

SOHOモデルの探索 本居宣長・ゲーテ編

歴史的著述家は、どのような空間で、偉大な作品を生み出したのでしょうか。 偶然再読していた『古典と経営』鈴木治雄の中に、本居宣長やゲートの書斎に触れる記述があり、好奇心が寄り道してしまったので、さっそくググってみました。 鈴屋(スズノヤ) 53歳…

「勉強しろ」という代わりに、親自身が勉強する姿を見せる

GWが明けました。当初の予定では、都市部でも5/7から再開の予定だった学校が多かったと思います。我が家にも、「5月末まで休校」との連絡が入り、在宅学習の実験がもう少し続くことを、前向きに捉えようとしているところです。 我が娘の「スイッチが入らない…

テレワークを阻む壁−2 燃え尽き症候群に陥る問題

コロナ対策のため、在宅ワークの機会を享受している人は増えていると思いますが、「やってみると、いいことばかりではない」という印象も広がりつつあるのではないでしょうか。 その一つが、バーンアウト(燃え尽き症候群)です。 仕事と私生活の境界がこれ…

テレワークで自信を育む方法

先月から、コンサルから事業企画に社内異動し、通勤時間が片道50分から1時間半に伸長。企画への異動は自分の希望でしたが、保育園のお迎えや、習い事の送り迎えもあるワーママにとって、通勤時間が増えたり、在宅ワークが制限されることは、驚異です。 そこ…

イエナプラン教育にも、興味津々

オランダで普及しているイエナプラン教育も、以前から注目している思想の一つです。 語り部として有名なリヒテルズ直子さんのお話は何度か聞く機会があったのですが、自分の子どもに対して、この思想をどう活用するかという点での深堀りが十分でなかったため…

テレワークを阻む壁ー1 業務可能環境がオフィスにしかない問題

新型コロナ対策として、在宅勤務などのテレワークを導入する企業が増えました。今後もウイルスの驚異とともにある、with COVID-19 時代が続くことから、混雑して通勤電車にゆられて、センターオフィスに通う働き方を見直す動きは、不可避となりそうです。 本…

フィンランド・メソッドに興味津々

幸福度が高く、PISAの調査でも好成績を上げている、フィンランドの教育メソッドも関心を持っているテーマの一つです。 フィンランドがPISAの調査や幸福度ランキングで高い成果を挙げていることには、1994年のオリベッカ・ヘイノネン氏の教育改革が大きく寄与…

LEGOで広がる、Creative Mindづくり

先日、念願であったLEGO SERIOUS PLAYを体験しました。 大人もこどものような純粋な好奇心で、アイデア発想する方法論がほしい!その気持ちにぴたっと寄り添ってくれる方法論では?と以前より関心がありました。 実際に体験してみると、絵を書くワークショッ…

世界のオルタナティブな教育

ジョフ・ベゾスをはじめ、世界の経済界を牽引する起業家の多くが、モンテッソーリなどのユニークな教育を受けていると言われています。 グーグルの創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス、マイクロソフト創業…

「精神によって、考える」を、日々実践するために

ここ最近でイッキに書き出した記事の共通項として、「精神、Mind、Geist」というキーワードがありました。 不確実で、正解のない時代に求められる、精神によって考えるというあり方。LIFEとWORKの両面で、精神みがきをすることが、「哲学する」生き方を実践…

Booklog出会い編 『14歳からの哲学』

星占いを見たら、「GWには小説や哲学の本を読むといいでしょう」とありました。我が家には、哲学という響きへの憧れとコンプレックスの対象としての、哲学本がいくつかあります。これらと向き合ってみることにしました。 池田晶子さんの『14歳からの哲学』は…

Booklog出会い編 『本屋、はじめました』 新刊書店 Title 開業の記録

長く独身貴族を謳歌して、晩婚晩産で子育て期に突入した私にとって、「いつでも好きなときに、好きな場所に出かけられる」生活から、「一日のうちに、達成すべきミッションを果たすために、動線を最適化する」生活への転換は、衝撃的なパラダイムチェンジで…

SOHOモデルとしての武相荘 ー白洲正子の書斎に憧れてー

30代で好きになった日本の伝統的な美空間。SOHOスペースを考える上で、私のモデルの一つとなっているものが、鶴川の武相荘にあります。 ご存知の方もおおいと思いますが、武相荘は、白洲正子さんと白洲次郎さんが暮らしたご自宅が残され、生活空間を見ながら…

Booklogジャケ買い編 『センス入門』

ジャケ買いして、読み切れていない本と再度出会う。#stay home 期間の楽しみとして、読書しています。 『センス入門』と出会ったのは、Ginza Sevenの銀座 蔦屋書店でした。右脳が刺激されまくるこの本屋では、直観で本を選びたくなります。その中で私に「お…

ウイルスとともに生きる時代の“生きる力”

私の教育サブスクの中に、やましたひでこさん主催の断捨離塾があります。 「免疫力」をテーマに、やましたひでこさんと、おのころ心平さんの対談があり、インスピレーションを受けたのでメモします。 「命のご機嫌を説いてきた断捨離からすれば、身体、心、…

Knowledge Workerの時代から、Mind Workerの時代へ

私は、日本を代表する経営思想家、野中郁次郎先生を師匠と仰ぎ、その思想をコンサルの礎とさせていただいております。野中理論が素晴らしいと思うのは、知を生み出す主体としての人間を中心に経営を考えるという思想です。 経営の中心である人間を、野中先生…

子どものやる気スイッチとNGワード

突然の長い休みに入った小学生の娘。普段は勉強に付き合うことができないので、キッチンから声をかけるぐらいしかできませんでしたが、私自身も長いゴールデンウィークに突入、子供の学びと向き合うことにしました。 SOHOワークに集中力は不可欠であることか…

自分をもてなす空間づくり

私が断捨離に出会ったのは、一昨年の大晦日。 空間づくりは、もちろん関心の高いテーマであり、その一つの思想として異彩を放つ断捨離には、過去にも触れて実践をしていたものの、子供が生まれてからは、目の前のルーティンをこなすことに必死で、空間を磨く…

自分だけのスタディプランを持つ

私は、オタクのように勉強するのが好きで、その知を人にシェアすることに喜びを感じる性格であることから、コンサルティングの仕事に長く携わってきました。現在は、新規事業企画の仕事をしていますが、コンサル的な生き方をしていることには変わりがありま…

海外の働き方のトレンドを知るサイト

SOHOに関心をもったきっかけの一つは、友人が贈ってくれた小さなオフィスの洋書の写真集でした。家の中にこんな素敵な書斎があったら素敵だろうなと、ページをすすめるごとに妄想を広げてくれるSOHOのガイドブックです。 いつかこんな素敵な書斎を作りたい、…

SOHOデザイナー 始動します

はじめまして。SOHOデザイナー、やよいです。 SOHOというキーワード、少し古くて新しい言葉です。Small Office Home Office を略した言葉で、働き方に転換すれば「テレワーク」とか「リモートワーク」というキーワードに該当します。 このブログは、with COV…