「勉強しろ」という代わりに、親自身が勉強する姿を見せる

GWが明けました。当初の予定では、都市部でも5/7から再開の予定だった学校が多かったと思います。我が家にも、「5月末まで休校」との連絡が入り、在宅学習の実験がもう少し続くことを、前向きに捉えようとしているところです。

我が娘の「スイッチが入らない」問題は、日々二転三転。今日は朝から集中してできたと思える日もあれば、前日とうってかわって昼近くまで気持ちが移ろう日も。

自習室効果(周囲に集中している人がいると、自分にも集中スイッチが入る)を期待して、食卓に娘と二人で席を並べ、私自身も自分の勉強に励んでいるのですが、自分の勉強を邪魔されるイライラが加わり、いつまでも集中しない娘に、つい怒号を飛ばしてしまいます。

そんな娘からは、「最近のママ、なんか変わったね。・・・怒ることが増えた」と言われ、一人空回りする自分にガックリきている次第です。

そんな中、こちらの記事に一つの示唆を見つけました。

高学歴になる子の家庭では、たとえば親はテレビではなく読書など勉強する姿を見せることがあります。子に親の価値観や理不尽なルールを押し付けたりせず、自主性を重んじます。子の挑戦をたたえ、失敗を許容します

そういう親の態度に毎日毎日、何年間も接して育てば、子どもも親と同じような思考パターンや行動パターンを受け継いでいきます。そして適切な自己肯定感が育ち、「自分は大丈夫」「やればできる」という自尊心や「もっと知りたい」という知的好奇心が養われます

そのため、「勉強しろ」などと直接言わなくても、日々の会話の中から、親の論理的な考え方や勉強することの大切さが子に伝わっているのです。

東大に合格した学生のほとんどは、子どものころから一度も親に勉強しろなどと言われたことがない」は、子育てママには耳タコの話で、「それは生まれ持ったDNAの違いでしょ」と思わず言い訳していました。

その本質は「子どもの自主性を重んじ、身につけほしい思考パターン、行動パターンを親自身が実践できているかが鍵」であるとのこと。

在宅学習期間の挑戦は、自分自身の省察に焦点があたりそうです。